自主制作映画は、作品を応援してくれるミニシアターのおかげで一般観客の日の目を浴びる機会を得て、映画が認知され作品が育ちます。ですが、COVID-19の影響による営業自粛や感染予防対策による席数制限などもあり、映画文化の多様性を守ってきたミニシアターの経営自体が厳しくなっており、本作もその影響を受けています。これまで本作は、2019年7月より東京のミニシアターで劇場公開されてきました。本来は2020年4月より初めての東京ではない地域、大阪のミニシアター シアターセブン様での劇場公開を予定していましたが、COVID-19により公開は延期となりました。

　ですが、本作の場合は、緊急事態宣言解除を踏まえて、シアターセブン様や横浜シネマ・ジャック＆ベティ様を始めとした本作を応援してくださるミニシアターのご厚意もあり、自主制作かつアート映画である本作を7月より劇場公開をさせていただける運びとなりました。現在COVID-19感染予防対策により最大客席数は通常上映時よりも限られています。また、今もなお、本作をご覧になりたくても、劇場へ足を運べない観客の皆様もおられます。映画文化の多様性を守るために自主制作映画としてミニシアターのためにできることをしたい、という気持ちもあり、劇場公開のタイミングと併せて、ミニシアターへの収益分配をするかたちで有料配信を同時に行うことにしました。私たちとしては、なるべくならミニシアターに足をお運びいただき本作を御覧いただきたいと考えております。そのため、有料配信では1,200円（税込）にてご提供をさせていただきます。

　また、本作は、「容姿への悩み・発達障害・いじめ」といったテーマを扱っており、普遍的なテーマだと考えております。そのため、有料配信においては、英語字幕版も配信することによって、言語の問題を越えて、国内外ともに本作をより多くの方々にお届けいたします。

​

映画「アマノジャク・思春期」製作委員会